原発の映画「アンダーコントロール」
全国で2か所しか上映されていない。今日が最終日だったので渋谷で上映されていたものを見てきました。
反対も賛成もしていない冷静なドキュメンタリーだと思いました。
ドイツ語でそれも説明は極力少ないので、理解できたのか不明なところも・・・3年間撮り続けたそうです。
原子力発電施設の構造をよく知っている人ならもっともっと見方が違ってくるかもしれない。
無機質で、SF映画を見ているような錯覚にも陥る。本当に巨大な・・・現代のバベルの塔のように思えました。
安全性を幾度となく確かめシュミレーションする会議風景、完成した原発の稼働の中止、その建物が遊園地になっている光景、廃墟と化したところ廃炉による放射性物質の保管の問題・;・次々に映し出されました。
結果として、ドイツでは脱原発に向けての国策があり、原発は過去のものとして捉えられているようにも見えます。
奇しくも、今日NHKでは日本の原発のついて、メディアの責任についての反省?も言及しながらの番組が放送されていました。だれも責任の押し付け合いをしながら、新たな現実からは目をそむけている姿は、何も原発問題だけじゃないことを改めて感じます。
身近な自然を守ることさえ、既定路線を変えることのない言い訳をゴマンと用意する今の政治・行政の姿が重なります。
地球に眠っている資源を使うことも必要かもしれませんが、地球にこれ以上負荷をかけることのない生活へ転換して行かねば・・・具体的に何からはじめる?・・・開発という名の自然破壊をやめること・・・
別の番組で・・・IT農業を取材していたのですが・・・
ある農業法人が携帯や管理システムを取り入れながら、平均年齢25歳の実地労働力で収益を上げている様子に、これからの農業御あり方を示唆しているように思えました。
収益を上げ、体験をする農業の場を都市近郊でつくることができるのでは思っています。
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