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「なぜ今、瀬上沢保全か」 地球規模で考えると・・・

いつも環境問題を、データを示しながら説明してくださるメールからの引用です。転載OKとのことですのでご紹介します。

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                   Enviro-News from Junko Edahiro

                        No. 2040 (2011.11.11)

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いま、レスター・ブラウン氏の最新刊 World on the Edge(崖っぷちの世界)の
翻訳を進めています。来年2~3月にダイヤモンド社から出版される予定です。

本書の紹介として、アースポリシー研究所が「数字は語る」というリリースを出
しています。実践和訳チームが訳してくれましたので、お届けします。
グラフはこちらをご覧下さい。
http://www.earth-policy.org/data_highlights/2011/highlights12/?

ちょっとCMを。実践的な翻訳力やそのための勉強法を身につけるための「プチ翻
訳道場」を開催します。お勤め帰りに参加できる時間帯におこないますので、よ
かったらぜひご参加下さい(翻訳に関心のあるお知り合いに回していただけたら
ありがたいです)

日時:2011年11月15日(火)18:30~20:45
場所:こどもの城 会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-1 TEL 03-3797-5677
※詳細はこちらからご覧ください
http://www.es-inc.jp/news/002168.html

~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

データハイライト

レスター・ブラウンの最新刊、『仮邦題:崖っぷちに立つ世界:環境破壊と経済
破綻を防ぐ方法』(World on the Edge: How to Prevent Environmental and
Economic Collapse) に添えられた数百のデータは、現在の地球の苦境を明らか
にするとともに、今後どうなる可能性があるのかを認識させてくれる。その中か
ら主要データをいくつかここに挙げてみたい。

危機に向かって方向転換:
1950年以来、世界経済が10倍近く拡大するにつれ、地球規模で消費量が天然資源
の量を上回り始めた。生態学的赤字が進むのを許したのと同じ価値観が、世界中
の財政赤字増加の一因となりつつあり、経済発展を阻害する恐れがある。

【グラフ】世界総生産(1950年-2009年)
単位:1兆米ドル(2009年)
出典:産業審議会

化石燃料や再生不可能な帯水層(水の充満した地下の堆積層)中の地下水など、
地球の天然資源の一部は、有限で、枯渇する可能性がある。しかし、中には再生
可能なものもある。利子を生む銀行口座のようなものと思ってもらえばいい。元
金が残っている限りは、その利子で無期限に暮らすことができる。

自然界なら、土壌が維持されている限り、同じ土地から収穫できる。漁獲高が各
漁場の持続可能な漁獲量を下回っていれば、海で魚を獲り続けることができる。
揚水量がかん養率(地表の水が地下に浸透する率)を超えない限り、地下から水
を得ることができる。重大な結果を招くこともなく、炭素は大気、陸地、海洋を
正常に循環できる。

しかし、人口が増加し、世界経済が拡大する中、需要が地球の再生容量を超えた。
私たちは森林を乱伐し、田畑を過剰耕作し、牧草地で過剰な放牧を行い、帯水層
の水を過剰揚水し、海で魚を乱獲し、自然が吸収できる量をはるかに超える炭素
を大気中に排出している。

こうしたマイナス傾向の多くが絡み合い世界の食料供給に影響を与えている。長
年、世界は飢餓人口を減らすことに成果を上げてきたが、1990年代後半にこの流
れは逆行した。今日、世界では10億人近い人々が栄養不良である。

【グラフ】世界の栄養不良者の数(1969年-2009年)
単位:百万
出典:国連食糧農業機関(FAO)の資料を基にアースポリシー研究所で編集

食料価格が上がるにつれ、飢餓人口がさらに拡大しそうだ。2010年の夏、凄まじ
い熱波がロシアの小麦の収穫に壊滅的打撃を与えたことを受けて、2011年初頭、
主要穀物価格は史上最高近くにまで値上がりした。高騰する食料価格により最底
辺で暮らす人たち――彼らの多くは収入の半分以上を家族の食費に使っている―
―が最も打撃を受けた。

【グラフ】穀物価格指標(1990年1月 - 2011年1月)
出典:国連食糧農業機関(FAO)

安価で十分な食糧を確保できない政府は、政情不安や社会不安の危険にさらされ
る。基本的な安全保障を供給できなければ、国は破綻に陥るかもしれない。世界
の破綻しつつある国家の多くは、高い人口増加率と衰える資源基盤が足かせとなっ
ているため、国際的な食糧援助に大きく依存している。

【グラフ】破綻の可能性が高い国家の数(2004年 - 2009年)
国の数
出典:アースポリシー研究所、平和基金会、フォーリン・ポリシー

新しい方向:
時間がなくなってきているが、危機から引き返すことは可能だ。各国政府にとっ
て安全保障は大きな関心事だが、私たちはいまだに前世紀――2つの大戦と冷戦
に支配された時代――に作られた安全保障の定義を引き摺っている。

今日、私たちは、武力侵攻というよりむしろ、気候変動、人口増加、水不足、貧
困、食料価格の高騰、破綻しつつある国家などの影響から危機にさらされている。
世界全体の軍事支出は年間で1兆5,000億ドル(約123兆円)を超えるが、従来型
の国防支出では、私たちの将来を真に脅かすこれらの問題を取り組むのに、ほと
んど効果がない。世界の軍事支出のわずか12%をこうした問題に振り向けるだけ
で、貧困撲滅、基本的医療の確保、人口安定化、地球の自然のシステムの回復と
いった目標を達成することができる。

【グラフ】地球と社会の回復を目指す予算と世界の軍事予算の比較
単位:10億ドル(約820億円)
【グラフ横軸凡例】
基本的社会目標
地球回復目標
世界の軍事支出

気候安定化とは、再生可能なエネルギーを劇的に増やし、エネルギー効率を生か
し、交通システムを再構築し、森林伐採を抑え、植林をすることにより、炭素排
出量を急速に削減することを意味する。過去10年間にわたり、太陽エネルギーと
風力が世界のエネルギー産業の中で最も急成長を遂げていることは、早くも希望
の兆しである。

【グラフ】資源別の世界エネルギー増加率(2000年-2009年)
平均年間成長率(パーセント)
【グラフ横軸凡例】
太陽光
風力
石炭
地熱
天然ガス
水力発電
石油
原子力

出典:アースポリシー研究所編集

政治家の間では2050年までに二酸化炭素排出量を80%削減しようという話し合い
が行われているが、気候がもたらす大災害を防ぐには、より大胆な削減が必要に
なりそうだ。それとともに、『崖っぷちに立つ世界』で述べられた気候安定化対
策が一緒になれば、2020年までに炭素排出量は正味80%削減されることになるだ
ろう。

【グラフ】プランB 2020年の二酸化炭素排出削減目標(単位:百万トン CO2)
【凡例】
電気、熱源用化石燃料を再生可能エネルギーに切り替え
交通システムの再構築
産業における石炭と石油使用の削減
実質的な森林伐採の終了
炭素隔離のための植林
炭素隔離のための土壌管理
その他の正味排出量
【グラフ横軸タイトル】
排出基準[2006] = 93億5,000万トン CO2

出典:アースポリシー研究所

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アースポリシー研究所のウェブサイト、www.earth-policy.org.では『仮邦題:崖っぷちに立つ世界:環境破壊と経済破綻を防ぐ方法』(World on the Edge: How to Prevent Environmental and Economic Collapse)の全文がダウンロードできるとともに、さらに詳しい図表が章・テーマごとに掲載されている。

この情報は友人、家族、同僚にご自由に転送して下さい!

マスコミ関連の問い合わせ:
リア・ジャニス・カフマン
電話:(202)496-9290 内線12
電子メール:rjk@earthpolicy.org

研究についての問い合わせ:
ジャネット・ラーセン
電話:(202)496-9290 内線14
電子メール:jlarsen@earthpolicy.org

アースポリシー研究所
1350 Connecticut Avenue NW,
Suite 403
Washington, DC 20036



※メールニュースの引用・転載は出所を添えて、ご自由にどうぞ
(枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jp

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瀬上沢とみちる

  • クリーンアップ
    主に 瀬上沢の西側部分クリーンアップ時の写真です。

夜間昆虫調査:瀬上沢

  • Kanagawa2
    2012.5.30 17時~21時 今回の調査では、前回に続き蛾の飛来が多かった。 前回に比べて1~2ミリの小さな甲虫も多く集まる。 湿地の昆虫が飛来するはずの位置なのだが少ない。 そろそろ、ホタルも出てくる頃だが、気温がやや低いのか、まだ見ることはできなかった。
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