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2013年8月

突然メールに返信しましたが・・・

参議院選挙も終り、ちょっと一息ついているところに、次のようなメールが送られてきました。アンケート調査のような・感じで、その 意図はなになのかよくわからなかったのですが返信しました。
意見は持っているけれども、実際の行動となると・・・どのように行動すればよいのか、やみくもに行動しても効果が上がるとは思えない。こんな状況の中で決して効果があるとは思えないけれど。。。
ネットによる嘆願書・署名活動もあるようです
<メール>
1つ目は原発についての考えを聞いてください。
私は、原発について即時停止だと思います。
段階的停止をすれば、停止までの期間、利権に群がる人の懐を肥やすだけだと思うからです。
ほとんどの党は、段階的停止をうたっていると思いますが、そのスピードはどのようにお考えかを教えて下さい。
また、その先のエネルギーの展望についても教えて下さい。
2つ目は現在、高線量地帯、高汚染地帯に住んでいる人たちについてどう思っているのか教えて下さい。
その人たちを疎開させる案についても教えて下さい。
もし考えていらっしゃるのであれば、その案はいつ国会に提出するのかについて教えて下さい。
3つ目はガレキの拡散についての質問です。最終処分地に関してどうお考えか教えて下さい。
全国に汚染されたガレキを拡散させるのは愚行だと思います。
埋め立てた汚染物質が地下水に流れ込めば、日本から汚染されていない土地がなくなります。
その辺りについてどのようにお考えか教えて下さい。
<回答>

    原発(核発電)については、以前より停止すべきものだと考えてきました。ブログをご覧ください。

ただ、即時停止に関しては現状での私たちの生活環境が一時的であるにせよ大きく変えなければならないことへの一人一人の覚悟を強いることになります。これについての情報があまりにもなさすぎます。

即時停止した場合、段階的に停止した場合の市民生活に与える影響の試算値を出すことが必要なのですが、影響因子の割り出しや基準にとり方によって影響評価はコントロールできるので、この辺りも利権の巣になる可能性があり、むずかしいところですね。

利権については、既に原発稼働が大きな利権構造の中にあり、段階的停止には利権の上に胡坐をかく人々に利するとのご指摘の通りだと思います。

ただ、ご承知のことと思いますが、原発は稼働しても停止しても、その危険性は変わらないことから、即時停止が最善とは考えていません。勿論、稼働すればするほど核燃料廃棄物の増加等、将来への危険性は増すわけですから、再稼働は絶対に認めるべきではありません。また、新設は絶対に認めるべきではありません。(外国への輸出も)

ドイツのドキュメンタリー映画「アンダーコントロール」はご存じと思いますが、現実がしっかり捉えられ、とても理解しやすいものでした。

地質学・岩石学を専攻していた私にとっては、日本はもとより地球上で原子力発電(核発電)の安全性については懸念材料ばかりです。特に核燃料廃棄物の処分についての研究が進むことを強く望んでいます。

全国的には、地熱発電の研究をもっと進めること(原発にかけた費用をもってすればもっと進めることができると思います)

小水力発電もいいですね。風力については積極的には考えていません。

また、エネルギーの地産地消を考えたまちづくりを考えていくこと

例えば、トンネル化した高速道路の上部に太陽光発電パネルを並べ、小規模送電施設をつくることで、周辺地域の電力を賄うことができるなど。(具体的な数値計算はしていませんので採算性については不明ですが・・・)

発送電については発送電分離の法律の改正が早急に必要です。そうしなければ、新たなエネルギーの確保はその研究も含め、かなり難しいでしょう。

    放射能の影響は時間軸の長いものなのでどのあたりで線引きをするかとても難しいと感じています。日本国内に正確な汚染に関する情報があるのか。

福島第一の放射能漏れの汚染については、時間と共に太平洋全域に広がっていることや、大気については各所でホットスポットをつくりながら北半球全体に広がっていることはドイツやデンマークの気候センターの資料にあるのですが…

高線量、高汚染地帯に住んでいらっしゃる方々についての処遇については、私自身の案はありません。ただ、元に戻ることが前提の疎開ではなく、戻ることができない移住が必要であると思います。

ある年齢以上(私も60歳を過ぎていますので)にとっては、すぐに健康被害が出る状況でないならば、住み続けたいという願いを無視するのもどうかと思っています。

それとは反するけれど、将来のある世代には、移住を考えるべきだろうと思っています。

そのような移住については、多世代間の交流が失われ、伝統・風土を維持することができないというマイナス点がありますが、地域全体での移転であれば多少は解消できるかもしれません。また、汚染地域は現在の行政区には当てはまらないので、現在の行政区の見直しを含め、国が強権的に行なう以外には方法はないでしょう。ただし、もっと情報開示が必要で住民の方々への説得も行なったうえでのことであるべきだとは思いますが。

    ガレキの拡散については、反対です。利権の発生、輸送エネルギーの無駄と考えています。

汚染の有無を問わず、現地での処分の方法を考えていくべきであると思っています。

コンクリートの堤防をつくるより、がれきを利用、植樹による自然堤防としての再生が可能です。(森林再生についての権威、宮脇先生、細川元首相・細川佳代子さんが提唱しています)

②と関連しますが、立ち入り禁止区域・帰ることのできない移住地域の活用方法もあるのではないでしょうか。

ただ、福島に関しては、特に深く勉強していないこと、現地事情も分からず具体的に何事も提案することができず申し訳ありません。

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瀬上沢とみちる

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    主に 瀬上沢の西側部分クリーンアップ時の写真です。

夜間昆虫調査:瀬上沢

  • Kanagawa2
    2012.5.30 17時~21時 今回の調査では、前回に続き蛾の飛来が多かった。 前回に比べて1~2ミリの小さな甲虫も多く集まる。 湿地の昆虫が飛来するはずの位置なのだが少ない。 そろそろ、ホタルも出てくる頃だが、気温がやや低いのか、まだ見ることはできなかった。
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